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イメトレの仕上げは映画「風が強く吹いている」でした [シネマ]

【詳しい記述は控えましたが、やや、ネタばれ部分があります。ご注意ください】 

23日のレース本番に向けたイメージトレーニングの仕上げは、あらかじめ前売り券を買っておいた映画「風が強く吹いている」と決めていました。水曜日の夜、妻と自宅近くの西宮北口「西宮ガーデンズ」にあるシネマコンプレックスに行ってきました。

この作品、陸上では無名の大学の寮の仲間たちが、1年間で箱根駅伝を目指すというシンデレラストーリー。2年前に三浦しをんさんの原作を読み、映画鑑賞に備えて、あわてて読み直しました。

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現実離れしたストーリーではあるけれど、僕のような末端で陸上に取り込んでいるものでも、細かな描写に熱くなる仕掛けがいっぱいあるストーリー。陸上に取り組む姿勢も、才能も違うものたちが、いかにして一つの目標に向かって、ひとつになれるか、というのがポイントです。

期待以上でした。ハイジ役の小出恵介君も、走(かける)役の林遺都君、ムサも、キングも、神童も、ニコチャンも、みんな配役がよかった。林君の走るフォームは惚れぼれしました。

立川の予選会で、皆がゴールした後、最後に一人残った王子を時計を見ながら待つところなどは、映画の中盤にさしかかったところにもかかわらず、涙をぽろぽろと流していました。

ま、注文はいろいろありますが…。最終10区のハイジが大ブレーキになりながらもシード権が獲得できたのは、ちょっと不自然でしたが。個々のランナーが走る場面で、原作のようにそれぞれが箱根を目指すことを疑いつつも、ここまでやってきた思いを独白で語らせてほしかった。

お陰でいいイメージを持って、レースに臨むことができそうです。原作で7区のニコチャンが語る「星のない夜空の下を旅するような孤独と自由」をイメージして、大田原を走ってこようと思っています。

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市川準さんのご冥福をお祈りします [シネマ]

ぼくが日本で一番好きだった映画監督の市川準さんがお亡くなりになりました。 
タンスにゴン」や「禁煙パイポ」など、コマーシャルの制作でも有名な方ですが、
市川さんが映画を初めて手掛けられたころは、ぼくがいままで一番多く映画を見ていたころ。

1987年の「BUSU」や、1988年の「会社物語」はビデオまで買ってしまって、
これまで何度見たでしょうか。それでも改めて見ると、新しい発見があるのが市川作品です。

市川さんの作品は最後にどんでん返しがあって、見る者の期待をある意味裏切るところ。
「BUSU」の富田靖子や、「つぐみ」の牧瀬里穂などアイドルをうまく使うのも印象的でした。

でも一番好きなのは、ハナ肇とクレージーキャッツの1988年「会社物語」。
このブログでも過去に触れたころがあるのですが、バブル経済が崩壊する前のころ、
普通のサラリーマンが戦後を、昭和を作ってきたというプライドをさりげなく描いています。
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組織の中で上から下からの圧力に必死で黙って会社のために生きている男を
ハナ肇さんが好演し、植木等さんや谷啓さんがこれを見守ります。

ハナさんの退職のお祝いに社内でバンドを結成することになるのですが、その練習帰り、
植木さんが「おおい、この国はな、ぜーんぶ、おれたちが作ったんだ」と叫ぶシーンが泣かせます。

ぼくはこの映画を見ると、いつもハナ肇さんや植木さんが父親とだぶってしまうんです。

市川さんの話に戻りますが、何気ない都市の会社社会、風景を描く天才だったと思います。
だって、市川さんの映画を見ると、なぜだかあの喧騒の東京ですら、いとおしくなるんだよな。

遺作は10月開催の東京国際映画祭に出品する新作「buy a suit スーツを買う」だとか。

心からご冥福をお祈りいたします。

                     ♪

カープはクライマックスシリーズ・サバイバルのドラゴンズ戦の初戦に7-1で快勝しました。
栗原が打ち、この日1軍復帰のシーボルが意地を見せ、待ちに待った単独3位です。
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映画「クライマーズ・ハイ」見ました [シネマ]

6月12日のブログでも触れた、映画「クライマーズ・ハイ」を大阪梅田の映画館で見てきました。
1985年8月12日の日航機墜落事故を取材する群馬の地方新聞社の一週間を描いたドラマで、
元上毛新聞記者で、日航機事故の取材経験もある横山秀夫さんのドキュメンタリー小説が原作です。

2006年12月にNHKで放送されたテレビドラマが秀作で、ぼくはDVDまで買って時々みています。
その後、原作も読んだので、どうしてもテレビや原作との比較になってしまったのですが…、

まず心配していた、新聞社というリアリティーという面ではかなりがっかりしました。
映画化するという段階で、報道局と販売、広告局の対立とか、ワンマン社長の描き方とか、
いろいろデフォルメして描かなくちゃいけないという事情は分かるのだけど、
それも過ぎてしまうと、鼻につくだけではなく、リアリティーがなくなってしまいます。

クライマーズ・ハイのおもしろいところは、主人公の悠木和雅が、上司たちと激論を交わして、
さらに部下の突き上げにあいながら、極限状態のなかで紙面づくりの判断を迫られていくところ。

もっとも注目していたのは社会部長と、悠木がホルモン屋の小上がりで激論を交わす場面でした。
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「俺たちは抜いた、勝ったという美しい記憶に酔って、なぜ負けたのかを反省してこなかった。
今回も間違いなく負けだ」と言う悠木に、社会部長は「俺たちは負けたなんて死んでも言っちゃならねえ。
中央紙に負けを認めたら、地域紙は選挙とひまだねを追うしか能がなくなっちまうんだよ」と返す。

ぼくは個人的に、このドラマの最大の見所だと思っていますが…、

これもテレビ作品の圧勝でした。場所の設定も映画は日本割烹とまったく違いましたが、
テレビ作品の岸部一徳が吠える場面は、記者としての誇りと、哀愁がうまく表現されていた。

テレビ作品は主役の佐藤浩市だけでなく、松重豊、大森南朋、塩見三省の脇役陣が締まっていて、
映画の配役の物足りなさが心配でしたが…、これはブログで指摘した通りですね。
世間的には興行成績もまあまあのようですが、ぼくはかなりがっかりでした。
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やっぱり気になる映画「クライマーズ・ハイ」 [シネマ]

新聞社を描いた映画ドラマは数々あれど、いつもリアリティーにかけているな、と感じるんです。
でも、2006年12月にNHKで放送された「クライマーズ・ハイ」は別格でした。
1985年8月12日の日航機墜落事故を取材する群馬の地方新聞社の一週間を描いたドラマで、
元上毛新聞記者で、日航機事故の取材経験もある横山秀夫さんのドキュメンタリー小説が原作です。

部下のいない、ひとり遊軍記者だった主人公が、大事故の全権デスクを任されることになり、
上司との対立や、部下の突き上げのはざまの極限状態で、連日紙面づくりの判断を迫られていく。
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記者がつかんだ、裏が取りきれない特ダネを打つか、打たないかという判断をするとこなどは、
いま、DVDを見ても、こちらまで胃がきりきりと痛むようなシンパシーを感じるんですけども。
主役の佐藤浩市ほか、県警キャップ役の大森南朋、社会部長の岸部一徳、同期の松重豊、
編集局次長の塩見三省といった脇役陣もいい味出していて、とっても渋いんだよな。

この「クライマーズ・ハイ」。映画化され、7月から全国公開されます。
最初はテレビ作品があまりに優れているだけに、無視をしようと決め込んでいたのですが、
最近になって、あのテレビ作品をふまえて、どう作ってくるのかな、と関心が沸いてきました。

気がかりなのは主役の堤真一、県警キャップ役の堺雅人を除くと、脇役陣がやや甘いことかしら。
それに予告編を見る限り、本来雑然としている新聞社のオフィスがなぜか整然と片づいていて、
なんだか、リアリティーという面で物足りなさを感じたんだよなぁ。あ…、汚いのはうちの社だけか。
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「不都合な真実」 [シネマ]

身近な友人の薦めもあり、地球温暖化に警告する映画「不都合な真実」を見てまいりました。
雪まつりの時期に雨が続く札幌を歩いていて、「こりゃまずい」と思ったせいもあるのだけど。
その友人の評は「大学の講義を聞いているようだけど、なかなかよかった」というもの。
なんか、ぶきっちょな邦題だなあと思っていたら、原題は「An Inconvenient Truth」で直訳でした。

で、わたくしの印象もほとんど同じです。ドキュメンタリー映画という触れ込みはともかく、
2000年の米大統領選に立候補し、ジョージ・ブッシュと大接戦を演じた末に敗れた、
アル・ゴアという一人の政治家が、なぜ「地球温暖化」を問題視するのか。
なぜ、世界を飛び回って「地球温暖化」を説く講演会を1000回以上も繰り返しているのか。
地球温暖化はなぜ、米国で主要な政治課題として取り上げられないのか。
それを理解するには、すばらしい映画でした。

内容については……、とにかく見てください。
「現在の温暖化は地球の長いサイクルの中のひとつ」
などという反論が、いつに説得力を持たないか。
いま、地球規模で政治、企業、市民が共通の危機感を持ち、一体となって温暖化対策に取り組まないと、わたしたちの子供の世代、孫の世代がどれほど大きな危機に瀕しようとしているのか。
こたえは明らかだと思いました。

余りに強いメッセージに、映画は「ゴアの政治キャンペーンではないか」という疑念さえ抱かせますが、彼自身は2度と立候補するつもりはないようです。

印象的なのは、ゴアは「経済と環境保護運動は両立しない」という一般的な見方に抵抗して、
気候変動などに対して問題意識を持つ企業を対象にした投資会社を設立しているところ。
一般市民、企業の地球温暖化に対する意識をまず変え、そしていつまでも変わらない政治家の考え方を転換させる、ということに彼が強い使命感を感じているのに共感を持ちました。

で、わたくしがはじめていること。ま、いずれも常識ですが。
(1)車に乗る回数を減らす(走るという趣味を持ったおかげでかなり減っていますが)
(2)冷暖房の温度が適正か、いつも考える
(3)究極のごみ分別(リサイクルごみと一般ごみの繊細な分類)
(4)エコバッグを持ち歩く。レジ袋を断る
(5)環境危機についてもっと学ぶ

きょうは久しぶりに真冬日の予報で、雪像たちも雪まつり関係者もひと安心です。
雪が降り続いており、ランニングは休養日です。


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イッセー尾形の天皇 [シネマ]

2日続けての映画ねたで失礼します。
何が「ランニング天国」だ、との批判はあまんじて受けるとして。
昨夜、仕事帰りに札幌・狸小路の単館系映画館シアター・キノ」で、昭和天皇を描いたロシアの話題作「太陽 The Sun」を見た。主演はイッセー尾形。社会派作品が集うロシアのサンクトペテルブルク国際映画祭でグランプリを獲得したが、デリケートな題材ゆえ、日本公開が危ぶまれた時期もあった。
8月に東京で上映され、現在は地方での公開が続いている。札幌にも4か月かけてやってきた。

さて、イッセー尾形と言えば、あまりに古くて恐縮だが「お笑いスター誕生」だ。
お笑いブーム全盛だった1981年。ぼくは当時、滋賀の高校3年生だった。
11日にご紹介したタモリの「つぎはぎニュース」の翌年にあたる。
建築現場の作業員や、サラリーマンなど、日常の風景をさりげなく演じ、
8週連続勝ち抜いて金賞を受賞した。

ところが彼は同じ「お笑いスタ誕」出身のとんねるずやウッチャン・ナンチャンとは違う道を歩む。
朝日新聞の「Be」によると、ドラマやCM出演など順調な滑りだしにもかかわらず、芸能プロダクションの誘いを断って、以前から続けてきた建築現場の仕事を続けたという。
「たまのテレビより、日当がよかった」のが理由だそうだ。
そうして、いまではひとり芝居の第一人者としての立場を築かれた。

さて、「太陽」の話に戻る。
監督はロシアの巨匠、アレクサンドル・ソクーロフ。これまでに、ヒトラーやレーニンも描いており、「20世紀の権力者 3部作」の最後を飾るものなのだとか。
終戦直前から直後にかけての、人間「ヒロヒト」の苦悩をやや創作も含めて描いている。
ぼくが好きな日本映画「日本のいちばん長い日」では、ポツダム宣言の受託を巡って、天皇の決断を巡る重臣や軍人の騒動が描かれたのだが、
「太陽」では天皇が孤独感を深めるなかで、できることなら自らに突きつけられた一つ一つの判断から逃避してしまいたいのだけど、でも避けてばかりはいられない。そんな葛藤が描かれている。
一方でマッカーサーとの会見では開戦の責任を問われ、「私は関与していない」との態度を貫く。
この不均衡な感じが、天皇の苦悩をよく表現しているように見える。

迷路のような地下壕をはい出たところにある海洋生物学の研究室が彼にとってのくつろぎの場所。
アルコール漬けのヘイケガニの標本を見ながら、自らの知識を饒舌に語りきった後、
突然、居眠りしかけた助手に対し、なぜ戦争が始まってしまったのか、なぜそれを許してしまったか、自分なりの見解をややエキセントリックに話し始める。
このシーンがとてもよかった。
その重さと比べると、佐野史郎の侍従長や桃井かおりの皇后が軽すぎると思ったのだけど、
これは意識した演出だったのかな。
いずれにせよ、また、見たいと思った。イッセー尾形のひとり芝居も見たくなった。

右ふくらはぎにやや疲れがあり、ランニングはお休み。
きょうは亀田・ランダエタ戦。TBSの番組宣伝がとても嫌な感じだが、注目せずにはいられない。


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アパートの鍵貸します [シネマ]

北海道新聞社が札幌近郊のインターネットユーザーに、「印象に残っているクリスマス映画は」とのアンケート調査を行ったところ、1位が「戦場のメリークリスマス」で、2位が「ホーム・アローン」、3位が「ダイハード」だったそうだ。(16日朝刊)
意外にもラブストーリーがない。ほんまかいなと突っ込みを入れたくなるが、回答数が300足らずだから、個々の思い入れもあってばらけたということだろう。

ところで、ぼくが毎年この時期に決まって見る映画は「アパートの鍵貸します」(1960年)。
今年は日曜日の夜、自宅で妻とビデオで見た。
原題は「The Apartment 」。この年のアカデミー作品賞、監督賞など3部門を総なめにした。
監督のビリー・ワイルダーは現在のポーランド(当時はオーストリア・ハンガリー)で生まれたユダヤ人でドイツで脚本家として働き始めたが、ヒトラーの迫害を受けて、フランス、そして米国に移った。
母、祖母はアウシュビッツに送られ亡くなったという。
そんな背景もあって、軽妙な笑いのなかに痛烈な社会批判を込める名手とされる。

学生のころ、友人に勧められて見て、氏の作品のファンになった。
偶然だが、その直後、当時末期がんで病床にあったぼくの父親がこの映画が好きだと知った。同時に主演のジャック・レモンのファンでもあったとも聞き、忘れられない映画になった。

上司たちの浮気に自分の部屋を貸し、出世を求めるサラリーマン、バクスター(ジャック・レモン)。
クリスマスイブの日。日頃の努力が実り、人事部長にじきじき、部屋を貸してほしいと言われる。
喜んで鍵を差し出したが、部長の浮気相手が密かに思いを寄せるキューブリック(シャリー・マクレーン)だったと知る。その後もバクスターは出世と恋愛のはざ間に立って思い悩む。

ここに登場する職場(保険会社)はそこそこの役職を持つ中年男たちと、若い女子社員の浮気の巣窟となっているわけだが、登場人物たちは、あまりにも人間くさく、飾らず、そこそこ醜く、愛らしい。
ま、上役に自分の部屋のかぎを渡すなどということは現在では考えられないのだが、
こび、へつらい、ねたみ、などという会社内の人間関係の本質は、ビリー・ワイルダーが描いた46年前も、いまもたいして変わらないような気がする。

ではなぜ、毎年この映画を見るのかというと、
年の瀬が迫ったこの時期に、主役のバクスターの生き様に自分を重ね合わせて、この1年を振り返りたくなる。同じ映画をもう20年以上も見ているわけだから、その折々の自分の状況によって、感じ方も変わってくる。まるで自分の内面を鏡に映しているような気にもなる。
このごろは、来年、そしてこれからどうして生きていこうか、と考えるチャンスにもなっている。

札幌は小雪が舞い散る寒い一日。出勤前に、除雪車が入って昨日よりはかなり走りやすくなった白石サイクリングロードを北広島市境まで。1時間19分かけて、14.6キロ。今月累計174.3キロ。
往路はキロ5分20秒、復路はやや上げてキロ5分を切る程度。体重は70.2キロ。


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